“キャンプブーム”の裏で 盗難・損壊被害相次ぐ…「テント切り裂き」も 被害にあわないために (21/08/28 10:00)

コロナ禍でキャンプの人気が高まっています。様々な道具をそろえて本格的に楽しむ人も増えています。

 一方でキャンプ用品の盗難被害も発生しています。どうしたら防ぐことができるのでしょうか?

 八木 隆太郎 キャスター:「夏休みということで、家族連れでにぎわうキャンプ場。楽しい時間を台無しにする事件が発生しました」

 パークゴルフ場をリニューアルした北海道恵庭市の「メイプルキャンプ場・RVパーク」。たき火が楽しめ、レンタル品も豊富で家族連れに人気です。

 そこで発生した“事件”とは。

 メイプルキャンプ場・RVパーク 大藤 義賀 社長:「テントが2030センチ切り裂かれた。そのほか56件、物が盗まれた。『気をつけて下さい』という声かけはするが、警備員を配置するわけにもいかない。防犯カメラを設置するにしても、この広さなので対策は難しい」

 椅子や鍋、ランタンなどが盗まれたというのです。こうした被害が各地のキャンプ場で起きているといいます。

 利用客:「ランタンなど軽いものは盗まれやすいと聞いたのでテントに持ち込んだり、車に積んでロックをかけたり気をつけている」

 利用客:「連泊していると途中テントを離れることがある。風呂に行ったり買い物に行ったりしたときに盗まれると、どうしようもない」

 楽しい時間を台無しにする盗難被害。多発する背景には何があるのでしょうか? キャンプ用品店では、ブームの影響で客の志向が変わってきたといいます。

 秀岳荘 北大店 白船 芳典さん:「写真を撮ってSNS映えする、おしゃれで高額な商品がよく売れている。たき火台だと34万円以上のものがよく売れる。クーラーボックスは56万円するものがすぐに売れる」

 ブランド志向で高級化するキャンプ用品。ねたみや転売が目的で、盗んだり傷つけたりする行為が増えているとみられます。

 八木 隆太郎 キャスター:「午後9時前です。警察官がキャンプ場に来ました」

 警察官:「キャンプ場で盗難事件が多発しているということで、ポスターを作ったので、見えるところに掲示してほしい。私たちもパトカーで赤色灯をつけて巡回する」

 警察もパトロールを強化するなど対策をとっています。被害にあわないためにはどうしたらいいのか。各地のキャンプ場を取材し情報発信している川手有沙さんに聞きました。

 ポジラボ 川手 有沙さん:「キャンプ場にいる全員が防犯意識を持っていると、お互いに監視態勢が作れるので、『ここでは盗めない』という雰囲気に。テントに人がいるように思わせるためランタンの明かりをつけたり、ラジオや音楽を迷惑がかからない音量でつけたりするのが効果的」

 一人一人が注意し被害を未然に防ぎましょう。

 キャンプ安心保険はケガや賠償責任、キャンプ用品の盗難などを補償してくれます。1日300円からで、当日加入も可能です。

 例えば、テントの切り裂きやカメラの故障、キャンプ用品の盗難などが対象です。

 「LINEほけん」の中にキャンプ安心保険があるのですが、加入者が2020年6月と比べて4倍に増えています。

 盗難がないのが一番ですが、未然に防ぐためにも一人一人の意識が大切です。